スパイスカレーブームでどこの雑誌もスパイスカレーを特集していてうんざりしているが、昨年の特集が非常に良い印象だったので今年も購入してみた。
ひととおり中身を見たのだけど、自分が作りたい(食べたい)と思えるカレーが見つからない。
今回はスパイスに焦点を置いたらしい。
紹介されているものは、どのカレーも多分、それなりに美味しいのだと思う。
凝った材料を使って、手間をかけて作っていると思う。
だけど、素人の男が美味しそうだな、作ってみようかな、と思うレベルを微妙に越えている気がする。
10年以上スパイスカレーを作っている自分がそう思ってしまう。
紹介されているお店、調理者のレシピは、それぞれ独自の工夫を凝らした素晴らしいものだろうな、と想像できる。
でも、お店に行って、メニューに見つけたときに食べれば十分な気がする。
そもそもそのお店に食べに行きたい気持ちにはさせてくれない、遠いし。
なんでかな~と思いながら、去年の特集と見比べていたけど、なんとなくわかったことがある。
去年は渡辺玲さんと水野仁輔さんというお二人が初心者向けに作り方をレクチャーしてくれていた。
二人とも、素人、初心者に教えるのは非常に上手いし、慣れている。
そこで敷居が下がっていたというか、入り込みやすかったんだろうな。
あと今年のレシピ紹介はエリックサウスから分かれた店が多いのが難しくなってしまった理由だと思う。
昨年の稲田俊輔さんの食べ方講座とレシピは非常に良かったし、エリックサウス自体は基本的なスパイスカレーのおいしさを伝えてくれるのだけど、そこから分岐したお店はそれらに更に工夫を凝らして独自色を出そうとしているので、美味しいのだけど、難しい味になっている。
スパイスなんて少量でもちゃんとした味になって美味しいのに、どんどん調味料いれたら素人の自分には想像がつかなくて逆に脳が疲れてしまうのだろうな。
高級ワインと同じだわ、と感じました。
安いワインはシンプルな味わいを楽しめるけど、高級になるにしたがって味が深く複雑になっていく。
どっちも美味しいけど、気軽に手を出せるのは安いほう。
カレーも同じなんだろうな。
ここで紹介されているものは、いつか自由に行き来できるようになったときに、自分の足でそのお店に行って食べたいカレーですね。
自分のように食べたいカレーを作りたい人がこの特集を見てもそれほど心に来ないけど、お店をやっている人が見れば心に火がつくかもしれない。
全体を通して、そんな風に思えました。
あと、やっぱり自分はインドやネパールやそれぞれの国の人が家庭で作っているカレーを味わってみたいと思います。
渡辺玲さんの初期の本はそういうものだったと思うし。
どっかの宮廷料理を食べたいわけじゃなくて、普通の誰でもが美味しく味わえるカレーを知りたいです。
そういう意味ではこの特集は日本人向け宮廷料理の展覧会でした。

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料理通信 2020年 9・10月合併号 [雑誌] 雑誌 – 2020/8/6
【巻頭特集】スパイス使いで極めるカレーの作り方 vol.2
カレー初心者の編集部が、体当たりで挑んだ昨年のカレー特集は発売直後に完売御礼!
第2弾となる今年は、スパイス使いの決め手となる「火加減」に注目します。
■料理通信カレーレッスン2020開講!――「SPICE CAFE」伊藤一城
・スパイスの正体を知る<1スパイス10分つまみレシピ>
・スパイスの相乗効果を知る<チキンカレーの作り方>
・日本の旬をスパイスで楽しむ
■“スパイシーカレー魯珈"ד旧ヤム邸"のCurryライブ中継
「スパイシーカレー魯珈」齋藤絵理――あさり出汁のココナッツチキンカレー
「旧ヤム邸 シモキタ荘」「Yammy's旧ヤム邸」藤田一也――タコの旨味の夏バテ防止モロヘイヤグリーン牛豚キーマ
■新世代カレーシェフファイル
東京・田町「ゼロワンカレーA.o.D」立田侑志――ミーン・マンゴー
東京・市ヶ谷「牧谿(もっけい)」水野佳紀――烏龍豚カレー
大阪・高麗橋「CURRY&NICE カトゥール」加藤理――マグロ出汁アジアポークキーマ
東京・吉祥寺「サッパドゥレディ」山崎恵子――ペッパーチキンカレー
東京・代々木八幡「Sakeria 酒坊主」前田朋――冷や汁カレー
東京・白山「ヤムヤムカデー」古積由美子――魚のキリマール&ポルサンボーラ
東京・池ノ上「インド料理 マルジョウ」村上善也――マトンキーマとトウモロコシのカレー
東京・経堂「スリマンガラム」テーヴァン・マハリンガム――チェティナード・フィッシュカレー
■新世代カレーシェフの付け合わせ【レシピ集】
■人気上昇中! ポークビンダルーって、何だ/b>
東京・三軒茶屋「シバカリーワラ」、東京・渋谷「ポークビンダルー食べる副大統領」、東京・神泉「松濤 爛缶」
■カレーシェフ×イタリア料理人<スパイスつまみの極意>
東京・新井薬師前「マロロガバワン」、東京・幡ケ谷「パヴォーネ インディアーノ」
ヒラメのアチャール/トリッパのトマト煮込み/シイタケ炒め/自家製ツナの冷製
スパイスサワー/スパイスサングリア
■スパイス使いに目覚めた料理人たち
東京・麻布十番「スブリム」加藤順一――スリランカ風カレー
東京・代々木八幡「オストゥ」宮根正人――スパイスカレーパン
■スパイス×フルーツの新定番――_s_c_a_l_e_s_(料理家)
オレンジのスパイスシロップ/パイナップルのモスタルダ
シャインマスカットのコリアンダーマリネ/メロンとカルダモンのソルベ
ターメリックとバナナとチーズの揚げ春巻き
■Local Topics Japan CURRY SPECIAL――ニッチに攻めるローカル・カレー
石川・金沢「ジョニーのビリヤニ」、岐阜・岐阜「三日月バル」、熊本・熊本「路家~JiccA~」
■イナダシュンスケの質問箱・番外編
なぜ「エリックサウス」出身者は成功するのか――「?エリックサウス」稲田俊輔
【第2特集】未来のレストランへ vol.2
~ with コロナ時代を飲食店はどう生きる? ~
甚大な打撃を受けても起き上がる底力、レジリエンスを備え、
ニューノーマル時代を切り拓く、飲食店の取り組みを紹介します。
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東京・代々木八幡「Sakeria 酒坊主」前田朋――冷や汁カレー
東京・白山「ヤムヤムカデー」古積由美子――魚のキリマール&ポルサンボーラ
東京・池ノ上「インド料理 マルジョウ」村上善也――マトンキーマとトウモロコシのカレー
東京・経堂「スリマンガラム」テーヴァン・マハリンガム――チェティナード・フィッシュカレー
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東京・三軒茶屋「シバカリーワラ」、東京・渋谷「ポークビンダルー食べる副大統領」、東京・神泉「松濤 爛缶」
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登録情報
- ASIN : B08D52HVPG
- 出版社 : 角川春樹事務所 (2020/8/6)
- 発売日 : 2020/8/6
- 言語 : 日本語
- Amazon 売れ筋ランキング: - 640位料理・グルメ雑誌 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
買うならば、必ず電子版でなく実冊子版を買うべきと思われます。
写真が多く文字も細かいこの誌面の画像をスキャンしたものを電子版に使用するとなるともっと精細で大きなデーターが必要なのでしょう。
ファイルサイズ : 133017 KB と書いてあるのはほぼ欺瞞情報であり、
実際のサイズは25.8MBくらい、五分の一でした。
端末内に高速表示の為のキャッシュファイルが作られると合計でそのくらいの量になるということでしょうかね??
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実際のサイズは25.8MBくらい、五分の一でした。
端末内に高速表示の為のキャッシュファイルが作られると合計でそのくらいの量になるということでしょうかね??